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サン=サーンスの室内楽の世界を堪能

コンサートレポート

2022.11.08

11月5日(土)「ピアノトリオで楽しむ変幻自在の音楽~サン=サーンスの世界」に多数ご来場いただき誠にありがとうございました。
今回初共演となるヴァイオリン正司円さん、チェロ吉田円香さん、ピアノ安達萌さんのトリオでフランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスを 取り上げました。
ヴァイオリンソロに始まり、チェロソロ、そしてトリオと編成も工夫しながらのプログラミングとなりました。 トリオ曲の一つはリスト作曲の交響詩「オルフェウス」をサンサーンスが室内楽向けに編曲したもの。サンサーンスは交響詩の手法についてリストの 影響を受けており、リストの確立した交響詩の形式をフランスにいち早く持ちこんだと言われています。サンサーンスなりのこの曲への思いが感じられます。 この曲は演奏機会も少なく楽譜の入手も困難であったことがMCで明かされました。
もう1曲 ピアノ三重奏曲第1番、これはサンサーンスの28歳の時の作品で、室内楽作品にあまり関心が向けられることがなかった当時のフランス音楽界だったものの高く評価されました。 主題が3つの楽器を渡り歩いていく様、遊び心満載のスケルツォ楽章、壮大なフィナーレなど後の大作の片鱗がうかがえる作品でした。 アンコールはアヴェ・マリア、教会オルガニストであるサン=サーンスは5曲ものアヴェマリアを作曲していますが、その中の1作品です。いつまでも耳に残る旋律が印象的でした。
作曲家としてのサン=サーンスを違った切り口でお楽しみいただけたのではないでしょうか?

■プログラム
♪C.サン=サーンス:2つのバガテルより 第1番 ピアノソロ  
♪C.サン=サーンス:死の舞踏 op.40 ヴァイオリンソロ 
 ♪C.サン=サーンス:動物の謝肉祭より 『白鳥』   
          アレグロアパッショナートop.43  (チェロソロ)
♪F.リスト/C.サン=サーンス:交響詩「オルフェウス」ピアノ三重奏版
♪C.サン=サーンス:ピアノ三重奏曲 第1番 へ長調 op.18
第1楽章 Allegro vivace、第2楽章 Andante
第3楽章 Scherzo. Presto 、第4楽章 Allegro
★アンコール C.サン=サーンス:アヴェマリア

2022.11.05 ヒビキミュージックサロンリーヴズ






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