Home

>

News

>

News(詳細)

サロンリーブズは20世紀初頭のパリの空気に包まれる

コンサートレポート

2022.04.24

このたびは山田千愛フランス音楽シリーズ第3回公演にお越しいただきありがとうございました。
今回取り上げるのはフランシス・プーランクとエリック・サティ。 このシリーズで今まで取り上げて来たフォーレ、サン=サーンス、ラヴェル、クープランという作曲家たちの作品群に比べると、少し肩の力を抜いてBGM感覚でお聴きいただける小品集のようなプログラミングにいたしました。山田千愛さんの1曲1曲の丁寧な解説、二人の作曲家の生涯と接点に関するお話も大変わかりやすく自然に演奏を楽しむことができました。 少しセンチメンタルなメロディは、そのままイヴ・モンタンやシャルル・アズナブールが歌い出しそうな雰囲気を醸し出しています。シャンソン酒場でピアノを弾いていたサティ、フランスの詩人の作品を歌曲にしていたプーランクだからこそ創り出している世界なのかも知れません。
アンコールはプーランクと同じ年にこの世を去ったエディットピアフが歌った名曲「愛の賛歌」で締めくくり。サロンはすっかり巴里の色に染まりました。

■プログラム
◎フランシス・プーランク(1899-1963)
♪ノクターン第1番ハ長調 FP.56(1929)
♪愛の小径(1940)
♪3つのノヴェレッテ(1927)
♪15の即興曲より(1932~)
・第1番 ロ短調
・第15番 ハ短調「エディットピアフを讃えて」
♪組曲「ナポリ」FP.40 (1921)
1.舟歌 2.夜想曲 3.イタリア奇想曲
◎エリック・サティ(1866-1925)
♪ピカデリー ヘ長調 (1904)
♪3つのジムノペディ(1888)
・第1番 ゆっくりと痛ましげに ・第2番 ゆっくりと悲しげに ・第3番 ゆっくりと厳かに
♪官僚的なソナチネ(1917)
・第1楽章、第2楽章、第3楽章
♪ノクターン第1番、第2番(1919)
♪金の粉(1902)
♪ジュ・トゥ・ヴー(1900)
★アンコール 愛の賛歌

2022.04.24 ヒビキミュージックサロンリーヴズにて

一覧へ戻る

Contact

ご依頼やご相談、ご不明点など
​​​​​​​お気軽にお問い合わせください。

Banner sample
Banner sample
Banner sample
Banner sample

© 2021 株式会社スマートシンフォニー