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音楽の大河に身を委ねるようなラフマニノフのソナタ

コンサートレポート

2022.04.09

本日は「吉田円香&松浦愛美デュオコンサート」に多数ご来場いただき誠にありがとうございました!
ヒビキミュージック様と弊社の業務提携1周年記念の「HMS春の音楽祭」のオープニングを飾るこの公演を満席のお客様で迎えることが出来心より感謝しております。
演目は3名のロシアの作曲家の作品を取り上げるオールロシアプログラム。ロシアの音楽家たちが西欧の音楽も取り入れながら独特の世界を創造してきた素晴らしい芸術作品を演奏することは現下の国際情勢とは全く別次元のものであるという考え方で奏者もスタッフも今日という日に臨みました。
カール・ダヴィドフはロシア流チェロ演奏の基礎を築いた作曲家で多くのチェロ作品を残しています。3つのサロン風小品は親しみやすく美しい旋律で聴く人をリラックスさせてくれました。
ストラビンスキー「イタリア組曲」 もとはイタリアの古典劇に基づいて作られたバレエ音楽「ブルチネルラ」から組曲に編曲されたものです。 ストラビンスキーの代表作「春の祭典」や「火の鳥」とは全く違う音楽で、古典的な旋律、舞曲風な音楽などが次々に登場し超絶技巧なチェロの演奏が繰り広げられました。
後半のラフマニノフ「チェロとピアノのためのソナタ」は、まさに圧巻でチェロとピアノという2つの楽器での演奏のはずが、ある時はピアノ協奏曲、ある時はチェロ協奏曲のように聴こえ、ラフマニノフ独自の壮大な音楽の広がりが繰り広げられ大きな流れに身を任せているような感覚となりました。
初共演の二人であるが、日々様々な音楽の場面で研鑽を積んでいる彼女たちならではの力演だったと思います。
■出演
吉田円香(チェロ)松浦愛美(ピアノ)
■プログラム
♪K.ダヴィドフ:3つのサロン風小品 op.30
♪I.ストラヴィンスキー:イタリア組曲
 I. Introduzione:Allegro moderato
 II. Serenata:Larghetto
 Ⅲ. Aria:Allegro alla breve
 IV. Tarantella:Vivace
 V. Minuetto e Finale :Moderato
♪S.ラフマニノフ:チェロとピアノのためのソナタ
                  ト短調  op.19
 第1楽章:Lento – Allegro moderato
 第2楽章:Allegro Scherzando
 第3楽章:Andante
 第4楽章:Allegro mosso

2022.04.09 ヒビキミュージックサロンリーヴズにて



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