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ショパンの祖国ポーランドへの想いを今に投影する。平和への夢はかなうのか

コンサートレポート

2022.02.27

昨日は橋本幸枝ショパン全曲シリーズ「フレデリックの旅」第7回公演にお越しいただきありがとうございました。
ショパンの祖国ポーランドは19世紀、ロシアの支配下となり勇気ある国民によって幾たびもの独立運動で戦うもののロシアに制圧されます。
活動拠点をフランスに移し、ジョルジュサンドとの恋に陥りながらも祖国への熱き想いは衰えることはありませんでした。
昨日のプログラム「ポロネーズ第5番」や「幻想曲」は、フランスのノアン(ジュルジュ・サンドの別荘)で書かれたものですが、ショパンのポーランドへの想いは止みがたく この時期に友人のフォンタナに充てた手紙では「ポーランドに帰れることがあるだろうか」と祖国への憂慮の気持ちを吐露しています。
他国の侵略を受けた民の想いを音楽を通して表現したショパン。くしくも今のウクライナ情勢とオーバーラップする形となり演奏する側も聴く側も憂慮の念を持って過ごす時間と なりました。
祖国の平和を夢見てやまなかったショパンの祈りは200年近く経った今でも儚いままなのでしょうか?

■プログラム
♪前奏曲第25番 嬰ハ短調 op.45 1841年(31才)
♪ワルツ第2番「華麗なる円舞曲」op.34-1 1835年(25才)
♪ワルツ第4番「小猫のワルツ」op.34-3 1838年(28才)
♪ポロネーズ第5番 op.44 1840〜41年(30〜31才)
♪演奏会用アレグロ op.46 1832〜41年(22〜31才)
♪ノクターン第21番 1837年?(27才)
♪4つのマズルカより op.41 1838〜39年(28〜29才)
 第27番ホ短調 「パルマのマズルカ」クヤヴィアク
 第28番ロ長調 オベレク、マズル風
 第29番変イ長調 オベレク、クヤヴィアク
 第26番嬰ハ短調 マズル
♪バラード第2番 1836〜39年(26〜29才)
♪幻想曲 op.49 1841年(31才)
★アンコール
エンニオ・モリコーネ:「モーツァルト再来」映画「海の上のピアニスト」より

2022.02.27(SUN)ヒビキミュージックサロンリーヴズ

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