Home

>

News

>

News(詳細)

【谷崎源氏の難しさと美しさ】

トピックス

2026.11.03

音楽と朗読で綴る光源氏をめぐる女性たち、シリーズ第6回目は11/17(火)開催です。
まだお席ございますよ! 朗読を担当しております田中です。

ここでは当シリーズの朗読台本で採用している谷崎潤一郎訳(新々訳)について少し触れましょう。
源氏物語は多くの文豪により翻訳されていますが、谷崎訳は原文の持ち味やリズム感を色濃く残しているのが特徴です。
文語調で彩られた自然の描写、想いの吐露表現は非常に美しいと言えます。

谷崎氏は生涯で旧約、新訳、新々訳と3度の翻訳を残しており、旧訳は戦前の出版であり天皇や皇室に対して不敬と言える表現があるとのこのとで当局からかなりの箇所の削除を強いられました。
新訳では削除部分の復活と表現をわかりやすくする改訂、新々訳ではさらに新仮名遣いにあらためるなど表現の見直しが図られました。
また原文のテイストを残しているからこそ、1つ1つのセンテンスが長い、主語が少ない(誰の言葉か分かりにくい)などの読解の難しさがあります。 そのわかりにくさを朗読と音楽でどこまで皆様に分かりやすくイメージしていただくかに挑戦してまいります。

今回、私の気に入った文章を紹介いたします。

数日降り続いた名残の雨がぱらぱらと落ちて、やがて美しく晴れた空に、月が上がりました。君は昔のお忍び歩きを思い出し給うて、なまめかしい折からの夕月夜、途々さまざまな回想にお耽りなされてお出かけになります。
「蓬生より」光源氏が末摘花の屋敷を見つけるところ

あなたは前からあの人(光源氏のこと)以下に私を見くびっておいででしたが、私は自分の愛情は何びとにも勝ると思っていますので、一途にあなたのことだけが気にかかるのです。
「澪標より」朱雀帝の朧月夜への告白

谷崎潤一郎の美しい文体、上野山絢子さんの詩的なピアノ、窪田香織さんの歌うようなフルート
西洋音楽と朗読で繰り広げられる平安絵巻の世界をお楽しみくださいませ。

◎ご予約・詳細は https://smart-sym.stores.jp
◎11月17日(火)18:50開演(18:30開場)

◎会場:江戸堀コダマビルレッスンホール
◎チケット2500円
◎お問い合わせ・電話予約
スマートシンフォニー田中  090-5015-5611


一覧へ戻る

Contact

ご依頼やご相談、ご不明点など
​​​​​​​お気軽にお問い合わせください。

Banner sample
Banner sample

© 2021 株式会社スマートシンフォニー