【チェンバロソロも楽しみな8月3日（日）】

【チェンバロソロも楽しみな8月3日（日）】
8/3（日）開催のチェンバロ（上野山絢子さん）＆フルート（窪田香織さん）のデュオコンサートではチェンバロのソロ曲もご用意しております。会場であるSalon de ぷりんしぱるには日本のチェンバロ制作における第一人者といわれる久保田彰氏制作のフランドル・ルッカース様式の２段チェンバロが置いてあります。 裏蓋にはロンドン橋建設中のテムズ河の風景が描かれていて、楽器としてだけでなく調度品としての存在感があり視覚的にもお楽しみいただけます。

★チェンバロ奏者の上野山絢子さんよりソロ曲のコメントが届きましたのでご紹介します。

今回、ソロでヘンデルの組曲HWV428ニ短調からエアと変奏と、バードのカリーノ・カストゥラーミを演奏させていただきます。 組曲HWV428は、ハープシコード組曲第１集に収められています。終曲から２曲めにあたるこの「エアと５つの変奏」は、エアの旋律が初めに歌うように装飾的に奏でられ、その後ドゥーブル(変奏)が５つ並ぶという構成です。 ヘンデルより少し前に活躍したウィリアム・バードのカリーノ・カストゥラーミは当時の流行り歌をヴァージナル曲に編曲したものです。バードはこの曲を、旋律や低音が変奏されていくスタイルでヴァージナルの小品に仕上げました。

「変奏曲」というスタイルでは、ベートーヴェンやブラームスなど、後の大作曲家たちが名曲を残していますね。技巧を凝らし、規模が大きくなっていく変奏曲を彷彿とさせ、同時にルネサンス後期とバロックの時代の息吹を伝えてくれるこの２曲の小宇宙は、それぞれが「音楽の愉しさ」を伝えてくれる作品です！ 皆様のお越しをお待ちしております。

〇ご予約・詳細はスマートシンフォニーオンラインにて
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