ご来場御礼：チェンバロ＆リコーダーデュオコンサート

10/6（日）上野山絢子さん（チェンバロ）と長井舞さん（リコーダー）によるデュオコンサート終演いたしました。多数ご来場いただき誠にありがとうございました。
花鳥風月をテーマに17世紀～18世紀を生きた作曲家の作品から自然の彩りや囁きを表現する作品たちを取り上げて演奏いたしました。 プログラムには鳥をテーマにしたもの月をテーマにしたものなどわかるように表記し奏者による解説も交えました。 初共演とは思えない息のあったデュオでお二人から紡ぎ出される音楽は素朴な安らぎと心躍る楽しさをもたらしたと思います。
長井さん（リコーダー）ソロの『小鳥愛好家の楽しみ』という作品、様々鳥の鳴き声をリコーダーで奏でるものでまさにサロンが森に変身。
また上野山さん（チェンバロ）が挑戦中のバッハ「イギリス組曲」全曲演奏から第１番も魂のみなぎる演奏で最後まで耳をくぎ付けにしました。 最後を飾ったヘンデルのソナタは締めくくりにふさわしい圧巻の盛り上がりをみせてくれました。
会場であるＹＯＳＨＵホールは木のぬくもりを感じさせるデザインで、チェンバロとリコーダーの音色をうまく響かせてくれる素晴らしい空間でコンサートを演出、初の試みであるアロマとのコラボもホワイエをやさしい空気にしてくれたと言えます。
上野山さん、長井さん素敵な演奏をありがとうございました。そしてご来場いただいたお客様に感謝いたします。
■プログラム
ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール (1692-1766) ソナタ ヘ長調
フランソワ・クープラン (1668-1733) 『第14オルドル』より
恋のナイチンゲール
勝ち誇るナイチンゲール (チェンバロ・ソロ)
作者不詳 『小鳥愛好家の楽しみ』より (リコーダー・ソロ)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) イギリス組曲 第１番 イ長調 BWV 806　（チェンバロ・ソロ）
マーティン・ピアソン (ca.1571-1651) 落ち葉 (チェンバロ・ソロ)
アンヌ・ダニカン・フィリドール (1681-1728) リコーダーのためのソナタ ニ短調
ゲオルク・フィリップ・テレマン (1681-1767) ファンタジア 第7番 ヘ長調 TWV 40:8 (リコーダー・ソロ)
ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1759) ソナタ ヘ長調 HWV 369
＊アンコール 高橋たかね：月見草の陰 アルトリコーダーとチェンバロのための幻想曲 「秋草」より

※スナップ写真はお客様からご提供いただきました。

2024.10.06 YOSHUホールにて