【無伴奏チェロが表現する3つの宇宙】

2/25（日）北口大輔さんの無伴奏チェロコンサートにお越しいただき誠にありがとうございました。
ご本人がMCでも語っておられましたが、今回のテーマはチューニング（変則調弦）。
カサド->バッハ->コダーイと続くプログラムでカサドのみ通常調弦、バッハ、コダーイは作曲家指示による変則調弦。こちらもご本人曰く調弦に合わせ頭脳を切り替えるので”耳から煙り”が出そうとのこと(笑)　
チェロを勉強されている方にも興味あるプログラムとなりました。
祖国スペインへの思いが詰まったカサドの作品、バッハの第5番組曲は「フランス風序曲」を筆頭に規模が大きな作品で新しい試みも感じるバッハの”思い入れ”を聴き、そしてコダーイはまさに超絶技巧、30分を超える大作ながらクールに弾きこなす北口さんを改めてリスペクト。
同じ無伴奏作品でありながら全く違う３つの世界感を楽しむことができたと思います。

♪G.カサド：無伴奏チェロ組曲
１. Preludio-Fantasia
２. Sardana (Danza)
３. Intermezzo e Danza Finale

♪J.S.バッハ：無伴奏チェロ組曲第５番ハ短調 BWV1011
1. Prelude
2. Allemande
3. Courante
4. Sarabande
5. Gavotte I / Gavotte II
6. Gigue

♪Z.コダーイ：無伴奏チェロソナタ op.8
1.Allegro maestoso ma appassionato
2.Adagio (con grand'espressione)
3.Allegro molto vivace

★アンコール
♪J.S.バッハ：ゴルトベルク変奏曲より「アリア」（北口大輔編）
♪マーク・サマー：Julie-O

2024.2.25　ヒビキミュージックサロンリーヴズにて



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