心に響くヴィオラの音色:サロンコンサートの醍醐味
コンサートレポート
2023.06.12
叶澤尚子無伴奏ヴィオラリサイタルにご来場いただき誠にありがとうございました。
名古屋を拠点で活動されていて室内楽公演での来阪はありましたがソロリサイタルの大阪公演は初めてというで少しばかりのドキドキ感で本番に臨んだ叶澤さん。
どのプログラムも素晴らしい演奏で、特にテレマン、バッハはオリジナルがヴァイオリン曲なのでヴァイオリンでの演奏に耳なじみがありますが、ヴィオラで聴くとまた違った印象を受けます。
それはヴィオラの音域の広さの再発見で中低音で時折聴こえるずっしりとした響きはチェロを彷彿させるような感覚になります。
トルコの鬼才、ファジルサイの曲は初めて耳にされた方がほとんどかもしれません。偉大なるヴィオラ奏者の死を悼んだ曲、その悲しみを吐露するような前半、後半はサイの真骨頂とも言える異国情緒ただよう旋律とリズム感で彩られた音楽でした。
オーケストラの中では、メロディの引き立て役で裏方的なイメージがあるヴィオラ。無伴奏ソロで聴くと全く違うイメージで偉大なる弦楽器という新発見がありました。 奏者の息遣いとともに紡ぎだす音が心と体に染み渡る時間でした。
■プログラム
♪G.P.テレマン:無伴奏ヴィオラによる12のファンタジーより
第1番 変ホ長調 Largo、Allegro、Grave、再びAllegro
第4番 ト長調 Vivace、Grave、Allegro
第7番 変イ長調 Dolce、Allegro、Largo、Presto
第10番 ト長調 Presto、Largo、Allegro
♪ファジル・サイ: ソロヴィオラのためのソナタ 「ルーゼン・ゲネスを偲んで」op.92
♪J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 (ヴィオラ編曲版)
1. アルマンド Allemanda
2. クーラント Corrente
3. サラバンド Sarabanda
4. ジーグ Giga
5. シャコンヌ Ciaccona
★アンコール
J.S.バッハ:ブーレ - 無伴奏チェロ組曲第3番より
2023.6.11 ヒビキミュージックサロンリーヴズにて
名古屋を拠点で活動されていて室内楽公演での来阪はありましたがソロリサイタルの大阪公演は初めてというで少しばかりのドキドキ感で本番に臨んだ叶澤さん。
どのプログラムも素晴らしい演奏で、特にテレマン、バッハはオリジナルがヴァイオリン曲なのでヴァイオリンでの演奏に耳なじみがありますが、ヴィオラで聴くとまた違った印象を受けます。
それはヴィオラの音域の広さの再発見で中低音で時折聴こえるずっしりとした響きはチェロを彷彿させるような感覚になります。
トルコの鬼才、ファジルサイの曲は初めて耳にされた方がほとんどかもしれません。偉大なるヴィオラ奏者の死を悼んだ曲、その悲しみを吐露するような前半、後半はサイの真骨頂とも言える異国情緒ただよう旋律とリズム感で彩られた音楽でした。
オーケストラの中では、メロディの引き立て役で裏方的なイメージがあるヴィオラ。無伴奏ソロで聴くと全く違うイメージで偉大なる弦楽器という新発見がありました。 奏者の息遣いとともに紡ぎだす音が心と体に染み渡る時間でした。
■プログラム
♪G.P.テレマン:無伴奏ヴィオラによる12のファンタジーより
第1番 変ホ長調 Largo、Allegro、Grave、再びAllegro
第4番 ト長調 Vivace、Grave、Allegro
第7番 変イ長調 Dolce、Allegro、Largo、Presto
第10番 ト長調 Presto、Largo、Allegro
♪ファジル・サイ: ソロヴィオラのためのソナタ 「ルーゼン・ゲネスを偲んで」op.92
♪J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調 (ヴィオラ編曲版)
1. アルマンド Allemanda
2. クーラント Corrente
3. サラバンド Sarabanda
4. ジーグ Giga
5. シャコンヌ Ciaccona
★アンコール
J.S.バッハ:ブーレ - 無伴奏チェロ組曲第3番より
2023.6.11 ヒビキミュージックサロンリーヴズにて