3人の熱い演奏はオーケストラの如し

5/20（土）安達萌さん、正司円さん、吉田円香さんによるピアノトリオコンサート、たくさんのご来場誠にありがとうございました。
昨年のサン=サーンス特集に続き、今回はドビュッシーとフランクを取り上げました。 ドビュッシー18歳の時の作品であるピアノトリオはまだドビュッシーの作風が確立されていない時期、ある意味やりたいことを楽譜に散りばめた楽曲と言えます。一方フランクはop1-1というこちらも初期作品で作曲家として駆け出しの頃ですが、後にフランクが発展させる作曲手法の萌芽が感じられる作品です。
若き二人の作曲家のエネルギーと３人の奏者の熱い演奏は、３つの楽器で奏でられているとは信じられない重厚かつ繊細でいつまでも耳に残る音楽であったと思います。
■演奏
ピアノ：安達萌　ヴァイオリン：正司円　チェロ：吉田円香
■プログラム
♪C.ドビュッシー：亜麻色の髪の乙女(ピアノソロ)
♪G.フォーレ：ロマンス　op28　(ヴァイオリン＆ピアノ)
♪N.ブーランジェ：チェロとピアノのための３つの小品(チェロ＆ピアノ)
♪C.ドビュッシー：ピアノ三重奏曲　ト長調
第1楽章　Andantino con moto allegro>br> 第2楽章　Scherzo - Intermezzo; Moderato con allegro
第3楽章 Andante espressivo
第4楽章　Finale - Appassionato
♪C.フランク：ピアノ三重奏曲第1番 嬰へ短調　op1-1
第1楽章 Andante con moto
第2楽章 Allegro　molto
第3楽章 Allegro maestoso
★アンコール
C.ドビュッシー：ピアノ三重奏曲より第3楽章

2023.5.20(土）ヒビキミュージックサロンリーヴズにて